北浦リレーションシップ 第22回 楠本直也さん

北浦リレーションシップ22人目は前回の佐々木洋恵さんからのご紹介で、抄南造園の樹木医・楠本直也さん(45歳)です。(発行日は2012年12月20日)

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Q1.趣味は何ですか?
-最近は映画鑑賞です。一週間仕事を頑張って、週末は映画三昧です。またホームシアターを少しずつバージョンアップしていくことも楽しみの一つです。

Q2.夢は何でしょうか?
-現在樹木医をやっていて樹木の生育環境が悪化しているように感じています。近年樹木の成長期に高温で雨量が少なく、逆に成長が安定した時に集中豪雨が起こるという状況が増えています。また、ブナ科の植物の集団枯損を引き起こすナラ菌の被害が県内でも見られるようになり、松くい虫の被害と合わせ土砂崩れなどの危険性も危惧されます。このような中、樹木医の知識を磨き、少しでも環境保全の手伝いができたらなと思っています。

 Q3.幸せだなと思うときはどんなときですか?
-子どもがまだ小さいので、なるべく週末は家族で出かけるようにしています。子どもが大きくなるにつれ、その機会は減り、変わってゆくのでしょうが、今ある家族での時間を幸せに感じています。

 Q4.観光客にお奨めしたい場所はどこですか?
-都内から帰ってきたとき、日本海がとても綺麗だと感じました。海に限らず、その他の自然も素晴らしく、オールシーズン自然を楽しめる土地だと思います。ですので、観光客にはこの豊かな自然を感じて頂きたいですね。

 Q5、よく行くお店はどこですか?
-ジャズも好きなので、ヴィレッジでコンサートがあるときは出向き、非日常を感じさせてもらっています。

Q6.この北浦で一番美味しいと思うものは何ですか?
-魚介です。甘鯛、のどぐろなどが新鮮なうちに食べれるのは嬉しいです。もちろん山の幸も良いものが沢山あり、トータル的に良い食材が揃っていると思います。

 Q7.あなたが住むこの街の好きなところは何ですか?
-豊かな自然があり、時間がゆっくりと流れている様に感じられるところです。また外の仕事をしていると、通りすがりの子ども達が挨拶をしてきてくれます。自然に挨拶ができるということは、地域のコミュニケーションが取れているという証拠であり、子どもをのびのびと育てられる土地柄だと思います。

 Q8.では、この街の問題点は何だと思いますか?
-Q7の答えと相反しますが、自然が豊かということは物流など利便性の悪さに繋がり、また、横の結びつきが強いということは、個性の強いものが浮いてしまい、新たな付加価値が生まれにくいと思います。

 Q9.その改善策をどのようにお考えですか?
-山陰の地はどうしても経済基盤が狭く、少子化などでより先細りしてしまいます。外貨を稼ぐではないですが、他の地域に物を売るという行為が、観光地萩としての役割と同様に必要となってきます。北浦地域は海の幸、山の幸、そして萩というブランド力があります。大分県の一村一品運動のように、地域的な格差があっても民間・自治体がより個性を出し、付加価値をつければ、よりいっそう競争力が増すと思います。

 Q10.この人は凄いと思う北浦に住む知人、友人を紹介してください。
-セブンイレブン萩玉江店オーナーの宮川さんです