Iターン人&NEW OPEN ツムグお台所・藤林真理絵さん

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今年4月、萩にIターンで移住してこられ、現在移動販売「ツムグお台所」をプレオープンし、阿武町や萩市のイベントに出店しつつ、今月下旬にグランドオープンを目指す、とーりんさんこと藤林真理絵さん(31歳)にインタビューしてきました。

■萩に移住してこられる前は何処で生活されていたのですか?
‐生まれは新潟で、出生後直ぐに埼玉に移り、埼玉で学生時代を過ごし、就職は東京の保育園で栄養士をしていました。その後、保育園を離職し、食の仕事とは無関係の仕事に就職していました。

■萩に移住しようと思ったきっかけは?
‐食とは関係ない仕事をしていた時、これからの人生どうしようと考えるようになって、昔からカフェ巡りが好きで、やっぱり「食」に関係する仕事が良いなと改めて思ったんです。ちょうどその頃、友人からニュージーランド首都でありカフェの町ウェリントンの話を聞いてすぐさま行きたいと思いました。でも、その前に日本でも気になるカフェで色々と学びたいと思ったときに、近くでお世話になっていた埼玉にあるカフェの店主さんに相談をしました。将来は生まれ故郷の新潟でやりたいと漠然な思いがあったのですが、なかなか地方で、カフェで生計を立てるのは難しいのではないか・・・カフェと一緒に宿泊できることも出来たらよいのではないかと店主さんからアドバイスを頂きました。その時にカフェも併設されているゲストハウスがあるということを教えて頂き、店主さんの知人である長野のゲストハウス(新潟と環境が似ていることもあるため)をご紹介して頂きました。ただ、ちょうど働かせてもらいたかった時期はスタッフがいっぱいで、そのゲストハウスのデザイン施工が同じ東野さんが手がけたゲストハウスが山口にもあるということで萩のゲストハウスrucoを紹介してもらったのが大きなきっかけです。それから、すぐさま萩に行くことを決め、車で旅をしながら萩を訪れ、紹介してもらったrucoで昨年の3月に1か月程ヘルパーとして働きました。そこで出会えた萩の方々の優しさに触れ、更には、自転車を走らせれば直ぐそこに海があるというところも凄く魅力的な町だなと感じました。埼玉人はやはり海に憧れるんですよね(笑)。そして、何よりも満員電車に揺られていた生活とは全然時間の流れが違う空気がそこにあり、とても新鮮に感じました。その間、萩の方々は本当に温かく、本気で色々なことに手を差し伸べてくれ、協力してくださりました。

■そのまま移住されたのですか?
‐いえ、昨年の3月に1カ月ほどいたのですが、4月は長野のゲストハウスで1カ月ほど働き、5月からはワーキングホリデーでニュージーランドのウェリントンとオーストラリアのメルボルンに10カ月ほど在住していました。そう急いだのもワーキングホリデーが使える30歳を迎えていたからです。ニュージーランドでの生活もとても充実していましたが、帰国してからのことを考えると、たった1カ月の間に感じることのできた萩への思いが膨らみ、帰国したら萩に移住しようと決めるようになりました。

■移住するときには移動販売の出店は既に構想に入っていたのですか?
‐いえ、当初はお店を構えることを考えていました。帰国してからはイメージにあうテナントを1カ月ごとに萩に訪れては探していたのですが、なかなか見つからず、4月からはrucoでヘルパーとして働かせてもらいながら物件探しをしていました。
そうこうしてるうちに、中原木材工業の中原さんから車で移動販売したらと助言をいただいたんです。まだ移住してきて日も浅く、地域特性も理解できていないなか、移動販売で色々なところに出向き、その地区、その地域の人に直に出会うことで、地域特性を知り、更にはこんな商売をやってるってことを知ってもらえる機会になるなと思いました。そうして7~8月の間は中原さんのところで、移動販売車の作成のアドバイスを中原さんから頂き、この度、晴れて移動販売の「ツムグお台所」をプレオープンすることができました。

■ゆくゆくは店舗を構えられることも視野に入れてですね!移動販売での、これからの営業予定などをお教えください。
‐今はまだプレオープンで、光栄商会さん(萩市唐樋)の前をお借りして、おむすびとみそ汁メインに朝7時~売り切れまでの時間、営業させてもらってます。11月後半には本格的にオープンできると思います。すぐにではないのですが、お昼ご飯の本格的な提供も考えており、おかずっぽいものやロコモコなどなど構想はいろいろあり、今までの旅の経験や出会った人の想いをツムげるような料理で提供していければと考えています。
その他、イベント出店をメインに活動させてもらっています。

■お店の名前「ツムグお台所」の所以を教えてください。
‐お店の名前を悩んでいるときに、「ツムグ」という雑誌を見て、埼玉のお米農家さんの記事があって、何だか不思議な繋がりを感じました。「紡ぐ」という言葉は縁起の良いものですし、食べるということは生きるということで、食物連鎖が紡がれることで成し得、またいろんな方が私のごはんを通して人とモノと地域を紡いでいけるお手伝いが出来るようなお店になりたいなという思いを込め、店名にしました。

■ありがとうございます!この北浦で今までにない新しい繋がりを作ってくれることを期待しています!

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