北浦の児童&学生の活躍!第2弾 第25回 全国高等学校生徒商業研究発表会出場!萩商工高校・総合ビジネス科3年生

今年8月に開催された平成29年度山口県高等学校生徒商業研究発表会で第1位に選ばれ、翌9月8日・9日に開催された第31回中国五県高等学校生徒商業研究発表会で優秀賞を手にし、先月11月15日~17日に長野県で開催された第25回全国高等学校生徒商業研究発表会に出場。見事優良賞を受賞した萩商工高校・総合ビジネス科3年生の上田章人くん、白神恵(けい)くん、田村慎太朗くん、吉岡知洋(ちひろ)くんにインタビューしてきました。

■まずは全国大会での優良賞受賞おめでとうございます。
-ありがとうございます。

■4名はどのような形でグループが決まり、発表会出場に至ったのでしょうか?
-多くの出場校は部活での選抜チームですが、萩商工は商業科の課題研究で調査研究を選択した生徒が毎年県の発表会に出場しています。

■第1位、優秀賞、優良賞を受賞した研究テーマは何だったのでしょうか?
-「#SNSを活用して「萩」を元気にするには?」というテーマで研究しました。お隣長門市の元乃隅稲成神社がSNSで注目を浴び、観光客が大幅に増えたという話を聞いて、SNSについて調べ、萩の活性化を図ることができればと考えました。

■具体的にはどのようなことを研究しましたか?
-先ずはSNSの中でツイッターとインスタグラム、それぞれの特徴を知ることから始めました。SNSでバズる(爆発的に多くの人に取り上げられること)投稿は文章にしても画像にしても感性に訴えるものが必要で、観光地や地元の歴史を発信したからといって注目を浴びるものではないと知りました。特に「フォトジェニック」とか「SNS映え」とかいう言葉が生まれたように、感性に訴える画像、綺麗な風景やオブジェクト、食べ物などの投稿が情報拡散に効果的であると結果が出ました。また人気のハッシュタグを付けることで、より拡散力が高まるということもわかりました。

■どんなハッシュタグを付けたときにアクセスは増えましたか?
-調査していた期間は短かったのですが、季節的に「#夏休み」が人気のハッシュタグでした。

■「#萩」とか「#萩商工」とか付けたり、拡散の協力を友人・知人に頼んだりは?
-あくまで「#SNSを活用して「萩を」元気にするには?」が研究対象なので、身内を絡めてしまうと正確なデータが出ないと考え、地域内で告知はせず、繋がりのない個として、あまり人に知られてないもの、県外の人に知られていないスポットを中心に発信してみました。

■その中で注目を浴びた投稿はどんなものでしたか?
-決して綺麗な画像ではなかったのですが、自分達で萩の魚を使って作ったカマボコの画像でした。見た目のインパクトが凄かったと思います。

■発表会では研究の結果をプレゼンされるわけですが、プレゼンの方はいかがだったでしょうか?
-先ずは、県大会に向けての準備では、先生に有名な人のプレゼンの動画を見せてもらいました。何を伝えたいかと同じくらい如何に観客や審査員の興味を引くかが大切だと知りました。特に手の使い方が有効だということで、資料にあわせ覚えた原稿をスピーチするだけでなく、身振りも上手くできるように練習しました。

■県大会、中国大会、全国大会へとステージが上がるにつれ、ブラッシュアップしたものがあればお聞かせください。
-県大会のときに使った資料の配色が人によっては見え難いという指摘があったので、中国大会までに配色を変更しました。もちろんスピーチの方も練習を重ねました。

■中国大会で感じたことはどんなことだったでしょうか?
-印象に残っているのは中国大会の前日のリハーサルです。他県代表校のレベルが高く、驚きました。僕たちは授業の一環での研究ですが、他校は部活での研究で研究データの量に差を感じました。ですので、僕たちは資料の見せ方で勝負しようと考え、工夫したのが良かったかなと思います。

■全国大会では何を意識して発表されましたか?
-準備期間では、発表当日、緊張でスピーチが上手くいかなくならないよう原稿を完璧に暗記しました。スピーチ時には、違和感のないよう「間」を作り、観客、審査員が聞きやすいプレゼンをしようと心がけました。

■見事、優良賞を受賞されました。本当に素晴らしい結果だと思います。
-ありがとうございます。入賞できればと挑んだ全国大会だったので賞をいただいて本当に嬉しかったです。とても良い経験をさせてもらいました。この経験を将来に活かすことができたらなと思います。

■是非、そうあって欲しいです。ありがとうございました。