北浦リレーションシップ 第39回 島田剛さん

北浦リレーションシップ39人目は、前回の松岡洋祐さんからのご紹介で、萩市下田万にある有限会社島田自動車の社長・島田剛さん(39歳)です。前回に引き続き、質問項目を一部変更してお話を伺いました。(発行日2013年10月3日)

島田さん

Q1.豪雨災害を受け、今、率直に思うことは何ですか?
-地元消防団に所属しているため、当日は、川が氾濫した江津地域で、腰の位置まで水に浸かりながら、見廻りや住民の安否確認などを行っていたのですが、自社の工場が浸水してしまったため、その日の夜中にかけて、泥をかき出して復旧作業をしました。火曜日からは営業を再開し、お客様の自宅へと出向いて、水に浸かって動かなくなってしまった自動車の対応などに奔走しました。被害の大きさを目の当たりにしながらも、復興への気持ちを強く持っていたのですが、お盆明けに雨が降った際、江津にある自社の倉庫が浸水してしまい、さすがに2回目の被災は精神的にもダメージが大きかったです。やはり、豪雨後は、雨が降るたびに恐怖心を抱いてしまいます。

Q2.地域外の人に知ってもらいたいことは何でしょうか?
-豪雨の恐ろしさは、経験していない方たちには、なかなか伝わりません。ですが、いつ何時、どこの地域で同じようなことが起きるかわかりません。ですので、日頃から災害への備えをしておくこと。また、被災地域の中には、家族となかなか連絡が取れなかった方たちもいると聞いています。ですので、家族とのつながりも大事にして欲しいですね。

Q3.今、あらためて思う「幸せ」とは、どのようなものですか?
-豪雨災害後の今となっては、「普通の生活」を送れることが幸せです。

Q4.この北浦で一番美味しいと思うものは何ですか?
-旬のものは何でもおいしいですね。今の時期は、田万川で育ったぶどうがおいしいです。

Q5.あなたが住むこの街の好きなところは何ですか?
-のどかなところと、この街に住む人です。おっとりした方が多く、人情深い方が多いです。

Q6.では、この街の問題点は何だと思いますか?
-少子化が進んでいるところです。職業柄感じることは、将来的に、買う人がいなければ売る人もいなくなってしまうのではと思います。

Q7.その改善策をどのようにお考えですか?
-若い人が働ける職場を増やし、そういった人たちが結婚し、この地域で家族を増やしていくような流れができれば良いのではないかと思います。

Q8.夢は何でしょうか?
-地域の方に愛される、ナンバーワンではなく、「オンリーワン」な店をつくっていきたいですね。

Q9.この人は凄いと思う北浦に住む知人、友人を紹介してください。
-同じ消防団の後輩で、同業者でもある須佐自動車の専務・森田大介さんです。