連載 コラム『むつみ豚と雨女』 第4回

去年の今頃、ワタクシは周囲に『小野養豚にとって2018年は勝負の年。打って出る』と言いまくっていた。
口だけならなんとでも言える。有言実行。はっきりとした目的、目標、希望、欲望があってこその行動である。
ワタクシの2018年を振り返ってみよう。
1〜2月、押し寄せる寒波による水道管破裂が相次ぎ、ついには断水。これには仕事が全くできず参った参った。
2月、小野養豚社長交代。長らくワタクシの助手を務めていた夫が社長就任。ワタクシは平社員からいきなり専務に就任。
3〜4月、漫画本1200冊の断捨離に成功する。家はスッキリ、心はポッカリ。
5月、予期せずしてドクターヘリに搭乗。実際のドクターヘリに山下智久君のようなイケメン医師はいないが、皆様の迅速な対応に感謝。時を同じくして、某新聞にてコラムの連載スタート。実のところ、この頃が一番キツかった。
6月、旧宅を解体し、新事務所建築へいよいよ着工。
7〜8月、猛暑猛暑!あまりの暑さに豚が育たず(体重が増えず)出荷できない。対策を講じるが、人手不足と資金不足の壁が大きく立ちはだかる。
9〜10月、大好きな建築現場を眺めながら幸せな日々を過ごす。毎日しつこくスコール(炭酸飲料)を大工さんに出し続ける。なぜか急にきたモテ期。
11月、号泣の宇多田ヒカルライブ。これに関しては前回のコラムで書き綴っておりますので省略。
12月、新築3日目にしてワタクシの采配ミスによりどうにも納得のいかない廊下の壁紙の張替えを決断する。呆れつつも寛大に張替えを受け入れてくれた弊社社長に感謝しよう。
2018年を総括すると、神風が吹いたような、棚ぼたのような不思議な年。あと10歳、いや5歳でも若かったらと思うところもあるが、来年もアラフォーを謳歌しようじゃないか