連載 福岡で暮らす萩LOVEパパの子育て記 第17回

大人になったにこちゃんへ。4月から塾に通い始めて、学校の宿題だけじゃなく、塾の宿題も出るようになって、放課後が忙しくなってきたね。これから中学、高校と、いよいよ勉強が大変になってきます。そしてその先は、社会人になってからも学び続けないといけない時代。ときどき何のために勉強しているのか、わからなくなるときもあると思います。そんな時は、6年生の今、毎朝玄関で朗誦している言葉を思い出そう。

「身体を使って、きれいな心を外に発揮するのは偉い人。せっかくのきれいな心を、身体の欲望を満たすために使うのはつまらない人」という松陰先生の言葉。パパは最近、この言葉をこんなふうに解釈して、毎日の仕事の励みにしています。「自分を社会に役立てるために、がんばろう。社会を自分のために使うだけの人間にはなってはいけない。松陰先生に叱られる‼」  「私」という字の右側の「ム」は、腕をのばして自分のほうにかき集める様を表してるそうです。動物の手はみんなこの形をしてるよね。だけど人間だけは、逆に相手に差し出すほうにも腕がまわる。自分を差し出せる人になりたいと思います。そのためには差し出せるものが必要。そのために勉強するんだよ。  小学校最後の運動会、がんばったね。足が速い印象はなかったんだけど、かけっこ、実はずっと1位をとっていたことをだれも覚えてなくて、家族一同びっくりしました。褒めて褒めてと、かき集めるのもよくないけど、控え目すぎるのもよくないよ笑。おめでとう(^v^)