きもの着付け教室 キモノノキカタ 講師 林 栄美子さん インタビュー

今月7月30日(火)には、萩・明倫学舎にて、女子学生向けの浴衣着付け教室「浴衣1dayレッスン」を主宰する、きもの着付け教室キモノノキカタ代表・林 栄美子さんにお話しを聞いてきました。

着付け教室が開設されているとは知りませんでした。いつオープンされたのでしょうか?
-転勤族であった夫が2017年に定年し、夫の地元である萩に戻って来たあとですから丁度2年前になります。

この度、女子学生向けの浴衣着付け教室を開催するきっかけとなったのは?
-大きなきっかけとなったのは、2年前の着物ウィークin萩で着付けボランティアをしていたときです。着付けに来られた萩の女子高生が「夏に浴衣を着たかった。浴衣は持っているのだけど自分で着られないし、お母さんも着付けができない。」と言っておられたことです。また「海外にホームステイするから、その時、浴衣を着て向こうのファミリーに見せたい。」と言う女子高生もおられ、もしかして萩の若い方は着物や浴衣を着たいと思っていても、なかなか自分で着ることができない環境にあるのではと感じたことからです。

若い世代はそのような方は多いでしょうね。
-昔は着物の着方をお婆ちゃんやお母さんから教わるものでしたが、最近では難しくなってきました。それでも、萩に戻る前に住んでいた山口市では、出張で中学校や高校に行き浴衣の着付け教室を開くグループの講師をしていたこともあり、最近の若い子は家族から教えてもらえなくても、どこかで学べる機会はあるのだろうなと思っていました。しかし、萩の学生はそうではないのだなと知り、せっかく着物の似合う町・萩に生まれ育っているのに勿体ないなと…。「萩っ子はみんな浴衣くらい自分で着られるよ!」ってなれば、萩のブランドを後押しするのではないか、生まれ育つ子供たちの環境がブランドとなれば、とても素敵ではないかと感じています。

なるほど!確かにそうですね。それでこの度の女子学生向けの浴衣着付け教室開催となるのですね。参加費は無料とのことですが、参加に必要なものはありますか?
-浴衣、帯、腰ひもを2.3本、フェイスタオル2枚、お持ちであれば帯板、伊達締めを持参していただきたく思います。あと、教室となる会場にはカーテンがありませんので、体操服などの軽装の上から浴衣を着てもらいますので、軽装を事前に着てご来場ください。

定員が20名とありますが、林さん一人でご対応されるのですか?
-いえ、この企画自体、萩市内で着付け講師や着付師として活躍しているメンバーを中心に企画しました。当日は、メンバーから5人が講師をしますので、とても充実しております。

着付けを覚えたい学生はもちろん、教えてあげたくても教えてあげれない親御さんにも嬉しい企画だと思います。学生時代は「着物着ないから良いよ。」と思っていたとしても、将来必ず「着付けを覚えていて良かった。」ってなりますものね。
-はい。必ずそうなると思います。まずは1dayレッスンに来ていただいて、翌日からの萩夏まつりに浴衣で出向いていただきたいなと思います。

ありがとうございました。

浴衣1dayレッスン
開催日 7月30日(日)
時間 10時~12時
会場 萩・明倫学舎
対象 小学5年生~高校生の女子
定員 20名(20名となり次第、募集終了となります。)
参加費 無料
持参物 浴衣、帯、腰ひもを2.3本、フェイスタオル2枚、体操着などの軽装、お持ちであれば帯板、伊達締め
申込・問合せ 090-6844-3351 若しくは beyou.cocoa@gmail.com (どちらも林宛)