連載 むつみ豚と雨女 第28回

受験生がママを安心させるなんて簡単だ。
『ちょっと図書館行ってくる』て言えばいいんだから。その魔法の言葉を聞くだけで『ああこの子、真面目に受験勉強してんのね』とママは都合よく解釈する。最近は年末年始でも図書館が開いてるのね~。素晴らしき萩市立図書館。

ナーバス、ナーバス。クールでママに自分の情報を1 ミリたりとも流出させまいと必要なこと以外喋らない次男坊もさすがにナーバス。こんな時、ワタクシはママとしてどう行動するべきか?栄養バランスの取れた食事か?咤激励か?
ワタクシにできることは何もない。食事はいつも通り、彼の好きな物も嫌いな物も出すし、『うるせぇ』しか言われないので声もかけない。ひたすら放置。
せめて弟妹&兄が勉強の邪魔しないように次男坊だけ置いて『アナと雪の女王2』を見に行ったりゲームセンターに行くくらいしかできない。

ひとは都合の良い生き物。
普段は縁起を重んじたり、祟りを恐れたりなどと深い信仰心があるわけでもないのにこんな時だけ神頼み。次男坊とワタクシで手分けして松陰神社、住吉神社、春日神社、金谷神社、太鼓谷稲荷神社を参拝。もはや誰に何を頼みたいのか…。それでもこの必死さは伝わったであろう。

さて、当初から次男坊には経済的事情から『国公立大学のみ受験可』と要請してきたわけだが当コラムにもちょいちょい登場する不思議の国の長男坊が、なんと働きだしたではないか!

長男坊の専門学校中退後の様子を気にかけてくださる読者の皆様、彼はアルバイトながら働き、生活費を稼ぎ、半分自立しましたよ~。目下一人暮らし継続中。

そんなわけで、次男坊への要請は『国公立大学を目指しつつも場合によっては私立大学も検討の余地あり』に変更。

さあ 1/18・1/19 は大学入試センター試験。

ちなみに次男坊の大学受験へのプロセスをコラムの
ネタにすることは本人の了承済み。

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