1985年生まれ 永安 亮一さん 満36歳 日本郵便㈱ 高俣郵便局局長

■今までの人生を振り返ってみていかがでしょうか?
-高校卒業後、北九州の大学に進学し、卒業後も北九州で就職。大学4年間と合わせると計11年間を北九州で過ごし、その時の経験が大きく、今に影響を与えているなと感じています。特に就労先であった建設機械のレンタル・販売をしている会社では朝7時に出社し夜10時に帰宅する日々が続き、仕事ってこんなにキツいものなんだ…と、打ちのめされながらも、ただ働くしかなく、ストレスで今の体格からは想像つかないくらい痩せ細っていました。楽しみといえば、寝酒と、たまに地元に帰っては、何もかも忘れて無になることでした。社会人となり、そのような日々を送っていたのですが、転機を迎えたのは29歳のとき。父が突然、北九州の私のところに訪れ「引継いでほしくはないのだけど、高俣郵便局の局長を引継ぐ話がある」と話を持ち込んできました。元々父が局長をしていた高俣郵便局を継ぐことはないと共通認識していたので、父が何しに北九州まで来たのか、少し理解に苦しみましたが、父に「郵便局の局長の仕事はやりがいのある仕事だったか?」と質問したら「やりがいある仕事」と返ってきたので、その場で仕事を辞め、地元に戻ることを決めました。こうやって振り返ると、郵便局長という職もそうですが、幼少のときから何か話が転がってくると、全てを受けてきたように思えます。小・中・高、全てで応援団長をさせてもらったり、一昨年は88会(萩高同窓会)の会長もさせていただくなど、他の人がやるのだったら自分がやりたいと思うような性格で、都度、色々な経験をさせてもらってきました。

■年男となる2021年をどのように過ごされたいですか?
-年々、乗り越えなければならない壁が高くなってきているのを実感しています。今までは、壁を乗り越えることができるか不安になる性格でしたが、最近では、取り敢えずやってみよう。自分ができるかどうかではなく、一生懸命取り組んでいたら誰かが助けてくれるはずだから、今出来ることを最大限発揮して壁に立ち向かっていこうと思うようになりました。また、今できることを最大限発揮するためにも、時間の使い方をもっと追求していかなければと思っています。小さいことでも、後回しにするのではなく、少しでも時間があれば処理していく、頭の中にある不安を少しずつでも取り除くことをし、2021年にそびえる壁を乗り越えることができればと思います。それと、今年に限ったことではないですが、コミュニティの仲間を増やしたいと思います。地域を盛り上げていくには人数がいないと出来ない事が多々あります。私もまだまだ若者ではありますが、次の世代の仲間を増やし、むつみ地区を盛り上げていきたいです。

■今後の人生をどのように送りたいとお考えですか?
-いつも思うのですが、自分の人生を終えるときに、「人生に後悔はありませんか?」という質問と共に「はい」「いいえ」のボタンが出現するとしたら、「はい」を押せる人生を送りたいなと。そこをゴールにしておけば、やれることは絶対にやっておきたいですし、やりたいことに対し活発に動けるでしょうし、友達や仲間をもっと増やすことも、仕事も一生懸命に取り組むことができると思います。後悔の無くというところでは、最近まで結婚願望がなかったのですが、一度は結婚してみたい。結婚という経験をしてみたいと思うようになりましたので、こちらの方も後悔がないよう、巡り合わせを大切にしていきたいなと思います。