萩ゲストハウス「ruco」(ルコ)オープン! 原田敦さん(29歳)

10月25日、萩ゲストハウスruco(萩市唐樋町)がオープンしました!萩市の三角州を縦横無尽に流れる水路のように、「人」と「場所」と「もの」を繋ぎ、交差させていきたいという思いを込めて、「流」と「交」の2文字から名付けられました。オーナーを含め、スタッフは、萩東中学校出身の同級生3人。その一人で、9月に関西からUターンした原田敦さんにお話を伺いました。

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■まずは、簡単に経歴を教えてください。
萩商業高校を卒業後、浪人生活を経て、近畿大学理工学部に進学しました。その後、関西電力の子会社に入社し、システムエンジニアとして4年半勤務し、今年9月、9年半ぶりに萩に帰ってきました。

■地元に帰ってきたきっかけは?
大学時代から、幼馴染でもあるrucoのオーナーから、萩で一緒に何かしようと声をかけられていたこともあり、関西で就職はしたものの、いつかは萩に帰ろうと思っていました。2年前から、萩にゲストハウスを作ろうと仲間内では話をしていたのですが、実際にオープンが決まったこともあり、8月末で会社を退職し、9月1日に萩に帰ってきました。2年前に結婚もしたのですが、妻も同じ萩出身ということもあり、反対されることもなく、自分にとっては自然な流れで萩に帰ってきました。

■ゲストハウスづくりの中で感じたことはありますか?
4階建てをリノベーションするため、6月末から工事に着工し、僕が萩に帰ってきたときには、5割くらい進んでいました。もちろん、職人の方々が中心となって工事を進めるのですが、壁を塗ったり、ソファなどの家具類を作ったりと、自分たちでもできる作業は積極的に行いました。スタッフの友人たちが手伝いに駆けつけてくれることもあり、「ruco」という名前の通り、建設段階から、多くの人が訪れ、交わる空間が出来上がってきていると感じました。また、通りすがりの方が声を掛けてくださることも多く、オープンへの期待を感じて、とてもうれしかったですね。

■これからどんなゲストハウスにしていきたいですか?
僕自身、ゲストハウスに泊まったことがなかったため、勉強を兼ねて、10日間ほど、山形まで旅をして、各地のゲストハウスに宿泊しました。一人旅が初めてだったため、移動中、ホームシックにかかってしまったのですが、宿に到着すると、そんな寂しさはなくなり、他の宿泊者と一緒にご飯を食べたり、オーナーさんと酒を飲んだりと、アットホームな雰囲気で、家に帰ったような気分になりました。
旅行者の中には、僕のような不安を持っている方もいると思うんです。なので、そんな方たちでも安心できるような空間づくり、そして、また来たいと思っていただけるような場所にしたいと思っています。また、1、2階にはカフェスペースを設けているので、地元の方にも気軽に訪れていただいて、旅行者の方との会話も楽しんでもらい、「ruco」という名前通りの空間を作っていきたいです。

萩ゲストハウスruco
カフェ営業時間/午後3時~午後10時
場所/萩市唐樋町92
☎0838・21・7435
URL:http://guesthouse-ruco.com/