祝!優勝! 山口県中学校駅伝大会2018 萩東中学校駅伝部インタビュー

先月11月17日(土)、山口県セミナーパーク・クロスカントリーコースで開催された山口県中学校駅伝大会2018において、萩市立萩東中学校駅伝部が2年ぶりの優勝を手にしました。萩東中駅伝部は2011年には全国中学生駅伝大会で準優勝するなど、中学校駅伝では山口県の強豪校となっています。また、全国準優勝時の顧問・西村武士教諭が今年から再び萩東中駅伝部の顧問に就任し、12月16日(日)、滋賀県希望が丘記念公園で開催される全国中学校駅伝大会2018での活躍が期待されます。
そしてこの度、北浦うぇぶでは、県大会優勝を記念して、顧問・西村武士教諭と9名のメンバーに県大会を振り返って、また全国大会への意気込みを聞いてきました。

西村武士教諭

■2年ぶりの優勝ですが、今年はどのようなことを選手たちに意識してもらいましたか?

-「今年は」ということでもないですが、人として「全国レベル」に成長すれば、スポーツだけでなく、どのような場面でも通用するものだと思いますので、選手である前に、人として、学生として、専門性よりも人間性、社会性を強化することを常々意識して指導にあたっています。細かいことを言えば、自分のためだけでなく、人のために頑張れることであったり、自分がその活動をできることへの周りへの感謝の気持ちだったり、他者への敬意、礼儀や生活習慣も含め、目の前にあるもの1つ1つ、出来ることから全国レベル、日本一を本気で目指すことによって、自ずと人として「全国レベル」になれるものだと思います。目に見えるモノや結果ではなくて、目に見えないものに大切なことは多いということを感じてもらえたらなと思っています。

■ 県駅に臨むにあたって大変だったことは何だったでしょうか?
-特にありませんが、最初の質問で述べさせてもらったことを妥協せず徹底していくことと、関わってきた全ての方の思いを大切にし、タスキを繋ぐようみんなの気持ちを繋いでいくことには注力しました。

以前、全国中学生駅伝で東中駅伝部が2位になられたとき、北浦うぇぶ2012年2月2日号で、西村先生の指導理念をお聞きしましたが、当時と今でご自身の中で変わったことはありましたか?ありましたらお教えください。
-以前と変わりはないと思います。

■全国中学生駅伝大会へ向けて取り組みたいこと、意気込みをお教えください
-繰り返しになりますが、最初の質問で答えた内容を妥協せず指導していくことですが、「生徒が一生懸命にやったことは、指導者としての理想の7割でよしとして、褒めてやること、認めてやることを忘れない。」という姿勢は崩さないこと。そして、生徒には自発性を育んでもらい、加速的に成長し、部活動以外の生活も充実してもらいたいと思います。

※以下A1は県駅伝を振り返って。A2は全国大会へ向けての意気込み

県駅伝1区走者・重山弘徳さん(2年生)

A1、人生で一番緊張しました。その影響か、チームに貢献できる走りが出来なかったのが、とても悔しかったです。
A2、全国大会では自分の走りを発揮してチームに勢いをつけたいと思います。

県駅伝2区走者・三上龍真さん(1年生)

A1、当日午後からあったサッカーの公式戦のことばかり考えていて、駅伝の方は良い意味でリラックスして走れました。
A2、全国大会のコースは県大会のコースとあまりタイムが変わらないそうなので、県大会のコースで出したベストタイムより速く走って、チームとしては入賞を目指したいです。

県駅伝3区走者・工藤淳誠(くどう あつまさ)さん(3年生)

A1、2区で三上くんが順位を上げてくれたので、その流れに乗って走っていこうと心がけました。自己ベストを出せて尚且つ区間新も出せて良かったです。
A2、入賞を目指していますが、気負わず今の自分のベストを出すことができればと思っています。

県駅伝4区走者・佐々木歩央(ささき あお)さん(2年生)

A1、工藤先輩から1位でタスキをもらって、1度は抜かれましたが、何とか1位で繋げたいという思いで頑張りました。とはいえ、ベストが出せなかったのは残念でした。
A2、8位以内に入りたい。その思いだけです。

県駅伝5区走者・岡村学虎(おかむら まなと)さん(3年生)

A1、区間を走れなかったメンバーを全国に連れて行きたい一心で、アンカーの世良くんに1位でタスキを渡したいと重いながら走りました。1位で渡せて良かったです。
A2、今まで応援してくださった人に感謝の気持ちを忘れず、山口県の代表として恥じない、全国でも通用する走りをしたいと思います。

県駅伝6区走者・世良眞智人(せら まさと)さん(3年生)

A1、1位でタスキを預り、他チームを意識せず自分の走りをしようと心がけました。走る前は緊張しましたが、とても楽しく走れました。
A2、全国大会の切符を手にすることができ、出場できることに感謝し、山口県代表として相応しい走りをして、入賞を目指したいです。

県駅伝メンバー・吉川和真(よしかわ かずま)さん(3年生)

A1、率直に区間を走れなくて悔しかったです。ただ、自分がレギュラーにいないなか纏まってくれ、特に1,2年生が3年生を全国大会に連れて行きたいと強い思いをもって走ってくれたことが、とても嬉しかったです。
A2、自分ももちろん頑張りますが、チーム一丸となって入賞できるよう皆で頑張りたいと思います。

県駅伝メンバー・稲尾遥人(いなお はると)さん(3年生)

A1、3年最後だったので楽しく走ろうと思いました。レースを終え、レギュラーが優勝を手にしたときは、その雰囲気を壊さないようにしようと心がけました。
A2、調子を整えて6人のレギュラーに入り、タスキをかけて走りたいと思います。

県駅伝メンバー・岡村 逸基(おかむら いつき)さん(3年生)

A1、レギュラーに入れず悔しかったですが、その分、サポートで頑張ろうと思いました。サポートしながらもタイムは自己ベストだったので良かったです。
A2、6人のメンバーに入りたいです。そして県の代表として責任をもって走り、チームに貢献したいです。

県駅伝メンバー・上田 響希(うえだ ひびき)さん(3年生)

A1、自分は補員だったので、チームの雰囲気を崩さないよう楽しく、明るくいようと心がけました。
A2、10人目でメンバーでもないですが。滋賀県に行ったらメンバーの皆が良いパフォーマンスを発揮してくれるよう気配りしていければと思います。