1997年生まれ 吉岡 雄太さん 満24歳 ㈲吉岡土建 社員

■今までの人生を振り返ってみていかがですか?
-その時その時はなかなか気付かないものですが、振り返ってみると、事あることに色々な人に助けられてきたなと感じています。萩市川上で生まれ育ち、萩高卒業後、県立大学に進学し、在学中は教育NPOカタリバでボランティア活動をしていました。萩高では生徒会長をさせてもらったりと、自分なりに色々考え、志を抱いてやってきていたつもりでしたが、カタリバで出会った先輩との会話の中で。「吉岡くんが発していることは自分が主語じゃないよね」と指摘され、それまで自分が取ってきた選択は、周りがこうだからこうしてきたというような何かに反応して生きてきた人生であると気付かされ、とても救われた気持ちになりました。以後、自分で選択して人生を歩めるようになり、現在、林業に身を置いていることにも繋がっています。

■年男と迎える2021年はどのような1年にしたいですか?
-林業の仕事を始め2年目となり、少しずつ出来ることが増え、先輩から任せてもらえることも増えてきました。とはいえ、まだ納得いくレベルではないので、一つ一つを丁寧に出来るようになっていければと思います。

■具体的にはどのようなことでしょうか?
-林業の仕事が一般の人の目に触れることがないので、説明しづらいところもありますが、林業は、ルートを選定して、ここは間伐する、ここは皆伐するというように計画を立てて作業を進めていきます。木を切って、山から運び出すという工程を、いかに安全に早くしていくか。作業の一つ一つに高い技術が求められます。その一つ一つを着実にスキルアップしていき、任せてもらえる範囲を拡げれるようにしたいですし、任せてもらえる難易度を高めていきたいです。

■今後の人生をどのような人生にしたいですか?
-色々ありますが、先ずは林業というものを一般の人がイメージできるようにしたいなと思っています。現在、日本では担い手不足と言われる職業となっていますが、とある国では国家公務員であったり、とある国では、子どものあこがれの職業1位だったりと、ところ変われば格好良い職業とされています。もちろん自分の中では、必要不可欠な職業、とても魅力的な職業として認識しています。その認識を、もっと日本で拡げたい。そう感じてもらえるような活動を生涯かけてやっていければと思います。また、プライベートでは、山登りが好きなので、一生を終えるまでに日本百名山を制覇したいなと思います。