日本海側の厳しい冬、週末のおでかけは温泉に限ります。車でスイっといろんな温泉に行けるのは、地方に住む特権ですね。冷え切ったつま先から熱~いお湯にじわ~っと…仕事の疲れも吹き飛びます。そんなパパの楽しみに付き合ってくれる息子ハルとの、湯船での会話。小4ともなるとなかなか高温な質問が飛んできます。
「パパ、勉強ってさ、なんでしなきゃいけないの?」「それは…将来、いい仕事ができるように、かな」「いい仕事って、どんな仕事?」「むむ…とりあえずサウナ行こうか」「小学生には無理!」のぼせてたから適当にごまかしたけど、この場を借りて。パパが大好きな寓話があってね。
〝昔、旅人が、ある村に通りがかりました。建設現場で、石切り職人が2人、せっせと働いていました。「何をしているんですか?」尋ねると、2人はそれぞれ答えました。「この硬くていまいましい石を、言われた通りに切っているのさ」「村の人々が安らぎの場となる教会をつくっているところです」…どのような仕事をしているか、ではなく、その仕事の彼方に何を見つめているか、が仕事の価値を決めるのだ〟
「いい仕事」とは、自分が頑張ることが、たくさんの人の喜びにつながると信じられる仕事だと、パパは思ってる。ただそれを見つけるためには、ハルが生きてるこの世の中の「つながり」を理解しないといけない。何が、何につながっているのか、何を動かすためには、何をしなきゃいけないか。勉強するとそれが分かってくる。社会はもちろん、理科や数学は特におもしろいよ。
追伸、里帰りできない正月。こんなにふるさとを恋しく想ったことはありません。出身者も頑張ります。耐え抜きましょう。今年もよろしくお願いします。