連載 わんにゃんHAGI 第22回

人と動物の絆(ヒューマン・アニマル・ボンド)を考える

人が、犬や猫を愛玩動物として、共に暮らし始めた歴史は数万年前からとも言われています。
他の家畜動物などと比べても、明らかに品種が多く、大きさや形もバラエティに富んでいるのは、人が長い間手をかけてきたからです。
近年では単なる愛玩目的だけでなく、アニマルセラピーと呼ばれる研究(犬や猫と触れ合う事で、病気の回復・刺激やリラックス効果・血圧、コレステロール値の低下などの生理的効果や、元気づけ・くつろぎ作用・子供に対する教育的効果などの心理的効果など)が確認されています。
飼い犬や飼い猫を、“家族”として扱う人も増えています。
それでも欧米に比べたら、日本を始めとするアジア諸国は遅れていて、動物愛護法が改正されて以降も相変わらずの生体販売や間違った飼育方法が根強く、不幸な犬猫がまだまだたくさんいます。
動物が好きな人も嫌いな人も、飼ってる人も飼ってない人も、みんなが一緒になって考えて欲しい現代の社会問題だと強く思います。
(佐島)