北浦リレーションシップ第72回 大平江里子さん(41歳)

北浦リレーションシップ72人目は、杉山芳文さんからのご紹介で、「胡麻衛門」店長の大平江里子(おおひら・えりこ)さん(41歳)にお話を伺いました。

oohira

Q1.趣味は何ですか?
自宅に人を招いて、食事やお酒を楽しみながらワイワイするのが好きです。また最近は、「日本酒の会」の仲間と利き酒をしたり、酒蔵巡りをしたりして日本酒を楽しんでいます。萩には5つの酒蔵があり、贅沢なことだと思いますね。

Q2.夢は何でしょうか?
もう数年したら進学等で子どもたちが巣立ちます。夫と旅行に出かけたいですし、友人家族の友人の実家の鹿児島県の徳之島にも行ってみたいと話しています。

Q3.幸せだなと思うときはどんなときですか?
一日の終わりに、家族が無事に帰宅し、眠りにつけるときです。早くに義母を病気で亡くしたことから、健康を保ち、ごく普通の毎日を送ることが、実は難しいことなのだと感じています。家族や周りの人たちが和やかな日々を過ごすことが願いです。また、お盆と正月には、夫の家族や親戚が集まり、お揃いの「家族Tシャツ」を着てバーベキューや餅つきをするのが恒例で、大平家に嫁いで良かったと思う瞬間です。もちろん、自分の親や姉妹とも仲が良いのも幸せです。

Q4.観光客にお奨めしたい場所はどこですか?
菊ヶ浜はゆっくりと眺めて欲しいですね。また、世界遺産もおすすめです。特に、大板山たたら製鉄遺跡は、当時、そこで働いていた人たちやその歴史を想うと感慨深いものがあり、萩は、先人たちのおかげで「今」がある街なのだと感じます。

Q5.よく行くお店はどこですか?
大好きなお店は沢山あります!「こづち」や「かばやん」は毎日でも行きたいお店です。最近は、東田町の「ブラッスリーラボ」によく行きます。ビールや自家製サングリアなどのお酒も充実していますし、フレンチのお料理も全て美味しいです。また、長門市の「麺宗佑気」のラーメンも無性に食べたくなります。スープまで飲み干すほど好きですね。

Q6.この北浦で美味しいと思うものは何ですか?
萩でとれるもの全てです。米や野菜、魚、肉などが揃っていて、新鮮な食材がすぐに手に入ることは贅沢ですよね。特に、義父が釣ってきてくれた魚が美味しいです。

Q7.あなたが住むこの街の好きなところは何ですか?
四季を五感で感じられるところです。特に、夏みかんの花が香る季節が一番好きですね。

Q8.では、この街の問題点は何だと思いますか?
弊社が製造する萩産のごま油は、大島で栽培されたゴマを使用していますが、栽培農家は非常に少ないです。同様に、農業の担い手が少なくなっていることは深刻な問題だと思います。

Q9.その改善策をどのようにお考えですか?
農家の方たちは、大変な手間暇をかけて農作物を栽培しているので、少しでもその苦労が報われ、利益が多くなるようにすることが大切なのではないかと思います。例えば、ゴマは連作には不向きなうえ、間引きも数回行わなければなりませんし、収穫後、乾燥させたゴマを竹の棒で叩いて落とし、ふるいにかけるなど、出荷までに多大な労力が掛かることから、なかなか栽培が広まらないようです。私にできることは、農家の方たちが苦労して育てたゴマに付加価値を付けて加工販売することで、その美味しさや素晴らしさを知っていただき、少しでも農家の方たちに還元することなのではないかと思っています。

Q10.この人は凄いと思う北浦に住む知人、友人を紹介してください。
長門市にある百姓庵の井上かみさんです。