Uターン人&NEW OPEN なかぞの鍼灸接骨院 院長・中園隼人さん

今年4月5日、萩市橋本町に新しくオープンした、なかぞの鍼灸接骨院院長の中園隼人さん(28歳)にお会いしお話を聞いてきました。

中園さん

■先ずはUターンし開院するまでの経緯をお聞かせください。
-高校卒業後、宮城県仙台市の東日本医療専門学校に進学し柔道整復師の資格を取りました。その後、大阪の明治東洋医学院専門学校へ進み鍼師、灸師の資格を取ります。資格を取ってからはそのまま大阪で、内科病院のリハビリ、介護の運動指導、整形外科病院のリハビリに勤め、昨年山口に戻ってきました。山口に戻ってからは開院までの1年間は山口市の整骨院で働き、この4月、開院に至りました。

■この道に進もうと決断したのは高校生のときでしょうか?
-いえ、小学生のときです。叔父が同職であったのが大きなきっかけです。私自身小学校、中学校、高校とサッカーをし、また高校では陸上部もやっていましたので、事ある度に叔父とところに通い、アスリートを支えるのには必要な職業だなと幼少の頃から感じていました。

■Uターンすることを決めたのは?
-高校卒業した時点では萩で開院することは全く考えていませんでした。専門学校に通っていたときはトップアスリートのトレーナーになりたいとだけ思っていました。トップアスリートのトレーナーの多くは自身で開院している人ばかりで、どこに構えるかは別にして、いずれは接骨院を開院することだけはビジョンとして持っていました。 リオオリンピックのとき、ふと気付いたのが「山口県山陰側の選手がいない」ということでした。長北地区は育成年代とてもスポーツが盛んなところなのに何故出場選手がいないのかと考えたとき、トレーナーを目指している私の目線では、アスリートのトレーナーに成り得る人が居ないのではないかと思うようになりました。この生まれ育った町で、トップアスリートを輩出するお手伝いがしたいと考え、萩にUターンし開業することを決めた次第です。

■開院して2ヶ月が経ちますが振り返ってみていかがですか?
-一つは、若い人が多いという印象です。高齢者比率が全国でもトップとは聞いて、高齢者の方が多く施術を受けに来られると思っていましたが、思った以上に若い人が来られるので驚きました。もう一つは、予想していたとおり、スポーツをしている方で、ちゃんと治ってないまま復帰している人が多いなということです。

■今後の展望をお教えください。
-先ほど言ったようにトレーナーとして、この地域のスポーツを盛り上げる一助になりたいです。萩からオリンピック選手を輩出することに貢献できればと思います。また、萩で開業したとはいえ世界レベルで戦うアスリートのトレーナーになる夢は未だ持ち合わせていますので、更に学び、経験を積み、世界大会に帯同できるよう努めていきます。そして、それが叶ったときには、その経験をまた地元に還元できればと思います。

■ありがとうございました。

なかぞの鍼灸接骨院
なかぞのなかぞの内観
萩市橋本町30-1
℡ 0838-21-5545
受付時間 午前8時~12時、午後15時~19時(水曜日の午後は予約往診、土曜日の午後は14時~16時)
休診 日曜・祝日
国家資格 はり師、灸師、柔道整復師、柔道整復師専門教員
所属 公益財団法人 日本柔道整復師会、公益社団法人日本体育協会山口県アスレティックトレーナー協議会、公益財団法人 日本陸上競技連盟医事委員会トレーナー部