連載 福岡で暮らす萩LOVEパパの子育て記 第13回

萩は維新150年イベントが満載で盛り上がってますね。たくさんの人が萩を訪れてくれますように。福岡でも地道にPR活動中です。さてさて早いもので2学期も2ヶ月が過ぎました。5年生お姉ちゃん、毎朝玄関で朗唱している松陰先生のことば。長いです‼

2ヶ月経ってやっと暗唱できるようになりました。  「みんなは言う。聖人君子の道は、とても崇高で、自分には届かない縁遠いものだ、と。だけど本当はとても単純で、身近で、日々のささいな出来事の中で実践できるものなんだってことを、知ってほしいなあ。」という松陰先生からのメッセージ。  生活が乱れ、やる気も起きず、日々惰性で過ごしているような感覚。しっかりした自分になりたいのだけど、本やテレビで見るようなすごい人達のように、急になれるわけがない。マイナス思考でぐるぐる…。そういう時って、ありますよね。萩ラブパパは42年間生きてきて、そういう悪循環から抜け出すときに、パターンがあることに最近気づきました。それは「ふと、窓ガラスを拭く」です。とりあえず目の前の小さな汚れを1つきれいにする。透明になった窓を見ていると、不思議と小さなやる気が芽を出して、他のことまで好転していくことが多いです。  松陰先生も傾倒した陽明学。王陽明と弟子たちとの問答集「伝習録」には、自分の心を鏡に見立てた話が繰り返し出てきます。放っておけば日々少しずつ塵がたまって曇っていく鏡。心の鏡が曇ると行動もだんだん道から外れてしまう。だから聖人は、ただただ自分の心が曇ることだけを恐れて、内省し、反省し、鏡を磨き続ける、と。自分の心が透明に澄んでいれば、行動も的を射たものになる、と。  晩夏に引っ越しをした我が家。窓が拭きやすい間取りになったので、「日常のささいな、約にして、近きことから」のお手本にと、窓拭きを続けるパパです、が、これが結構きつい。全身筋肉痛の月曜日朝です。