1996年生まれ 満24歳 樋口里緒 さん(小学校教員)


Q.今までの人生を振り返ってみていかがでしょうか?
-学生時代はサッカーと勉強って感じでした。小学校からスポーツ少年団でサッカーを始め、中学校は地元萩のクラブチームで、高校になってからは鹿児島の南さつま市にある高校で、大学ではレノファ山口レディースでサッカーをしていました。また、幼少のころから目指していた小学校教員になるため勉強も自分なりにやってきたと思います。

Q.そうして採用試験に受かり新卒で小学校教員となり、この春で1年。それだけを聞くと挫折もなく何とも順風満帆な24年間ですね。
-確かに今の情報だけではそうですね。挫折になるかはわかりませんが、高校進学時に、親元を離れ、遠く鹿児島まで行ってサッカーをしていたときは結構辛かったです。自信があったわけでもないのですが、行くからには頑張ってレギュラーを取りたいと思って行ってみたものの、並大抵の努力ではレギュラーになれるどころではないというか、高校サッカースタート時点での差が大きく、また練習はとてもキツい。その上、携帯は禁止だったので外部との連絡は公衆電話か手紙。一時期は「なんで萩から出てきちゃったんだろう…、普通の高校生活を送っとけばよかった…」って考えるときもありました。とはいえ、今振り返れば一番サッカーを一生懸命にできたときでしたし、堕落することのできない環境だったので勉強にも集中でき、充実した日々だったとも思えます。

Q.年女を迎えるこの1年をどう過ごしたいとお思いですか?
-昨年は、目標であった小学校教員になることができ、やってみたいことはやってみるというスタンスで色々なことにチャレンジしました。今年もまた色々とチャレンジしていこうとは思いますが、昨年チャレンジして上手くいったこと、上手くいかなかったことがあり、上手くいかなかったことを見直し、再度チャレンジするものはし、チャレンジしなくてもいいものは経験値とし、教員としても人間としても大きく成長できる1年にしたいと思います。

Q.今後の人生をどのように歩んでいきたいとお考えですか?
-小学校教員はずっと続けていきたいと思っています。人から「何で小学校なん?」と聞かれることがあるのですが、学校教育のなかで小学校時代が一番その人の人間形成に大きく影響を与えると私は考えていて、だからこそ責任もあり、やりがいもある職業だと感じています。そして、もっと子どもたちに良い学びや、刺激を与えられる先生になりたいと思っています。しかしながら現状では私の人間としての経験が乏しく、それを打破するために、萩だけではなく、山口県内だけでもなく、色々なところで教鞭を振り、色々な環境に身を置き、成長し、未来の子どもたちに還元できればと考えています。