連載 むつみ豚と雨女vol.58

令和3年度6次産業化アワード。
新たな視点で6次産業化に取り組み、地域の農林水産物の付加価値を創出し、地域の発展・活性化に貢献している事業者を表彰し、全国に広く紹介することを目的とした農林水産省が実施する事業である。

やりましたよ!ワタクシ!【大臣官房長賞】を頂きました~。

いやいや2021年夏にエントリーし、秋に1次審査通過と2次審査の現地調査、そして冬に受賞者発表。豚まんの発売もあって胃が痛くなるような日々。我ながらよく頑張った。もちろん、関係各所の皆さんのお力添えのあったればこそです。

賞をもらうなんて、高校のときのテトリス大会以来かもしれない。あの頃のテトリスの腕はすっかり錆びついてしもうたが、故じいちゃんから現じいちゃん、そして現社長と大事に受け継いできた農場で頑張る小野養豚社員一同を養豚の神は見ていてくださったのだな。

さてワタクシは2次審査あたりから、東京での表彰式は着物で出席しようと目論んでいた。もちろん社長と子らはお留守番。まさに晴れの舞台ですからな。社長を留守番させるとは!とお思いかもしれませんが、実際のところ夫婦で数日の外出は難しい。なんたって生き物飼ってますからね、1500頭。

しかしながら築地の浜離宮での着物着て表彰式は、昨年末より猛威を振るうオミクロン株に撃沈し、あえなくzoomによるリモート表彰式となる。チーン。

ええい仕方ない、こうなれば最高のリモート表彰式にすべく準備せねばというわけで、普段ならzoomの時はパソコンのカメラを使うのだが今回は、ライブカメラと神マイクを用意。ワタクシのシワの1本から白髪の1本までネット配信で映し出すのだ。

そして1/21本番。うちの事務所からリモートで表彰式とはいえ、やはり緊張。棒読みの帝王の異名を持つ社長。受賞の喜びコメント、相変わらずの棒読みやけど、そこが社長のいいところ。