夏みかんの皮菓子や丸漬けの製造販売を行っている中村製菓本舗(なかむらせいかほんぽ / 代表:中村隆生)が、道の駅萩しーまーとに、蒸気船まんじゅうを販売する店舗「中村製菓本舗萩しーまーと店」をオープンしました。4月1日から、看板やカウンターなどを整えつつ営業を開始しており、4月15日にグランドオープンされました。

萩市民には身近なお菓子、「蒸気船まんじゅう」は、まんじゅうという名前ではありますが、蒸気船をかたどった金型で焼く焼き菓子です。生地はたいやきや大判焼きに似ていて、蒸気船の部分にあんこがたっぷり詰まっており、萩市民の老若男女に愛されているもの。発祥は幕末の頃という説、日露戦争の頃という説、お店によって様々ですが、外国の船を見て「蒸気船を焼いて食ってしまえ!」と開発されたものという説は共通しています。
道の駅萩しーまーとでは、元々「久光製菓所」という菓子製造業者が蒸気船まんじゅうの販売を行っていました。甘い香りを漂わせ、目の前で焼き上がっていく蒸気船まんじゅうは、萩市民にはもちろん、観光客にも人気を博していました。しかし、高齢化に伴い惜しまれながらも撤退することとなり、代わりに蒸気船まんじゅうを販売してくれる店を探していました。一方、中村製菓本舗は、コロナ禍でも顧客の獲得に向けた新商品の開発や新しい販路を模索するなど、積極的にチャレンジに取り組んできました。そんな中で以前からお付き合いのあった久光製菓所より、蒸気船まんじゅうの店を閉店する旨を聞き、店の賑わいを消してはならない、そして同時に、蒸気船まんじゅうの店舗で夏みかん菓子を販売することで、夏みかんの魅力をアピールする新たなきっかけになるのではないかと、中村製菓本舗は蒸気船まんじゅうの販売にチャレンジすることを決意されました。

金型は、長らく久光製菓所で使われてきたものを譲り受け、レシピや焼き方も教わって作っている蒸気船まんじゅうは、お客様の心をがっちりと掴んでいます。現在、蒸気船まんじゅうの傍らで夏みかんの皮菓子を販売することで、手に取ってくださる方もいらっしゃると、張り切っています。今後は季節に合わせた新商品も開発予定とのこと。長く観光客に、そして萩市民に愛される店となるよう、中村製菓本舗は今日も心を込めて製造を行っています。
中村製菓本舗本店
山口県萩市橋本町70
☎ 0838-22-0988
萩しーまーと点
営業時間 10時~17時
店休日 水曜日
