この春から地元で働きます!岩川大空さん 

4月ももう第3週目。新しい生活を始めた人は少し慣れてきたころでしょうか?この度の北浦うぇぶでは、そんな新しい生活を始めた人の中から、この春家業を継ぐためUターンで地元に戻ってきた若者・岩川大空さん(株式会社岩川旗店・25歳)のインタビューです。少子高齢化、若者の地元離れが進む近年、何とも嬉しいUターン人です。

岩川さん

■先ずは軽く経歴をお願いします。
-高校卒業後、京都の大学に進学し、在学中アメリカに語学留学。その後、休学してフィンランドの大学に留学し、卒業後は京都にある健康食品の通販会社に就職し、この春萩に帰ってきました。

■地元に帰ってきたきっかけは?
-一人っ子なんで、もともと100年以上続く家業の旗店を継ぐのだろうと幼心に思っていました。そんな僕がデザインや工芸品が盛んなフィンランドに住んでいるとき、岩川旗店のデザインはフィンランドでも通用するなと感じ、帰国後社会人となり京都での生活も、日頃から伝統工芸品を見る機会が多く、岩川旗店のデザイン、商品は全国区でもやっていけると感じるにつれ、家業に対する情熱が膨らんできて、親の要望ではなく、自らの意思で地元に帰り跡を継ぐことを決めました。

■数年ぶりに地元の生活を始めて感じたことは何でしょうか?
-出会う人が変わってきたかなと思いました。以前萩に居た頃は学生で視野が狭かったからでしょうが、社会人となり帰ってくると、今の自分の価値観や方向性に類似した人と出会う機会が多く、狭い町ながらも、こんなに魅力的な人が多いんだと、学生の頃とは違う新鮮さを感じています。

■これから地元でやりたいこと、ビジョンなどをお教えください。
-今現在、この地元萩を盛り上げよう、元気にしようとまでは考えることはできません。岩川旗店の可能性を求めて、結果的に岩川旗店の商品を求めて萩に人が訪れるようになれば、萩を元気にする一助となれるのかなとは思います。ただ、まだ修行中の身なので偉そうなことは言えないです。仕事を覚えることを最優先にし、プライベートでも萩の生活を楽しめればなと思います。

■ありがとうございました。