むつみ豚資源クラスター協議会 発足

萩市のブランド豚といえば「むつみ豚」です。飼料にパンくずを混ぜ、その肉の甘味が人気なのは読者の皆さまもご存知のとおり。その「むつみ豚」が更なるブランド力、そして生産力を高めるため、資源クラスター協議会が発足しました。
「資源クラスターって何?」と馴染みのない言葉です。畜産業というものは、とても簡単にいえば、育てて売るとなるのですが、その過程に他業者との繋がりがあり、むつみ豚を生産する㈲小野養豚さんでいえば、飼料にパンくずや野菜を混ぜるので、パン屋さんからはパンくず、一般廃棄物処理業者からは野菜屑を提供してもらい、また豚糞でつくる堆肥は地域耕種農家へ提供しつつ、米粉・米ぬかを提供してもらう。もちろん販売は卸売業者や地域の販売所だけでなく学校給食利用などなど、多くの業者・施設が関わりを持ちます。食品副産物等の未利用資源を無駄にせず、地域の関係者で連携、協力をしていきましょうという考え方です。
この度、むつみ豚資源クラスター協議会は市内の5法人が加盟し、むつみ豚の更なるブランド力・生産力向上を目指されます。むつみ豚が全国区になる日が待ち遠しいですね!

むつみ豚資源クラスター協議会会長・小野靖広さん(㈲小野養豚)

「多くの関係団体が賛同、参加していただけ大変嬉しいです。むつみ豚の生産量拡大、そしてブランド力を高め、関係業者の利益性を高めることを目指します。」