■祝!大津緑洋高校ラグビー部 5年ぶり29回目の花園出場!

先月18日、山口市維新百年記念公園ラグビー・サッカー場で行われた第98回全国高校ラグビーフットボール大会・山口県予選決勝で、ディフェンディングチャンピオンの山口高校を破り、見事5年ぶり29回目の花園出場を決めた大津緑洋高校ラグビー部!
この度の北浦うぇぶでは、花園出場を記念して、大津緑洋高校ラグビー部監督・中野泰幸教諭と末次遥人主将にインタビューしてきました。

 

中野泰幸教諭

■山口県予選を振り返ってみていかがですか?
-県予選は準決勝からの出場となり、準決勝の高川戦においては非常にミスが多く、自ら流れを切ってしまうような場面が多いゲームでした。9月の下旬は台風の影響で練習試合が中止となり、10月は中間考査があり、考査が明けてからも練習試合が上手く組めずにいて、試合勘のないまま準決勝を迎えました。そのような状況下で完封勝利できたことについては評価できると思います。
決勝の山口戦においては、少し手堅い戦術を取りました。準決勝とは違いミスにより流れを失うことは比較的少なかったと思います。攻撃に関しては上手くいくことも多かったのですが、守備においては本校のチームモットーである「走れ!タックル!」のタックルの面ではまだまだ課題の多いゲームでした。

■県予選に向けて取り組んだこと、生徒に意識してもらったことがあればお教えください
-特に大会が近づくにつれて強調したことはメンタルの部分です。闘志をむき出しにしつつも、冷静かつ集中力高くプレーできるよう、感情を含め、精神をセルフコントロールすることを強く求めました。また、スキル的には組織でのディフェンスの強化に取り組みました。個人で止めるのではなく、組織として、いかに連携しながら相手の攻撃を阻止していくかにフォーカスしトレーニングしてきました。

■全国大会へ向けて取り組んでいることがあればお教えください。
-1回戦の対戦相手は強豪の新潟工業さんに決まりました。新潟工業さんは大きくて強いフォワード戦を前面に出した戦術を取られるチームですので、特にスクラムを強化していかなければと考えています。マイボールスクラムのボール獲得を100%保持できるようにします。また、これもフォワード戦になりますがドライビングモール(味方ボール保持者を複数名で支え、相手陣地に押し込む戦術)、特にラインアウトからのドライビングモールを止めるディフェンスを強化します。それからチーム全体としては、タックルにおける接点の弱さが致命傷にならないよう、二人でダブルタックルに入ること、更に肩のラインを意識してディフェンスラインの裏に相手選手を出させないようにトレーニングを積んでいます。

■全国大会へ向けての意気込みをお聞かせください。
-1回戦まで残り僅かな時間ではありますが、可能な限り強化を図っていきたいと思います。生徒たちは1回戦突破を目標としていますが、彼らは、まだまだ無限の可能性を秘めた高校生ですので、全国大会までの時間、そして花園に行っても成長してくれると信じています。顧問の立場としては、2回戦に進出しシード校である茗溪学園(茨城県)に勝利し、正月を花園で迎えられるよう頑張りたいと思います。

 

末次遥人主将

■山口県予選を振り返っていかがでしょうか?
-大津緑洋の初戦となった準決勝は、自分たちの思い通りのプレーができないもので、とても反省しました。決勝戦は準決勝とはプレースタイルが違う形で挑み、70分通して目指していた規律あるプレーができ良かったです。

■全国大会への意気込みをお聞かせください。
-主将の立場としては、チーム一丸となって先ずは1回戦突破できるよう頑張りたいです。個人的には、この仲間と一緒に正月を花園で迎えることができればなと思っています。

■ありがとうございました。大津緑洋高校ラグビー部の全国大会でのご活躍期待しています!