Uターン人 マーケティングコンサルタント・山根豪太さん(38歳)

山根の写真

Qこれまでの経歴を教えてください。
A.萩高校卒業後、福岡の大学に進学しましたが、2年で中退。海外に興味があったことから、カナダに留学し、大学でマーケティングについて学びました。そこで、私は、当時、日本よりも発達していたインターネットに出会います。世界中どこにいても様々な情報が得られることはもちろん、自ら発信することもできるインターネットに、多くの可能性を感じ、惚れ込んだのです。帰国後は、東京でインターネット専門の広告会社や英会話スクール、子ども向け職業体験テーマパークなどでデジタルを活用したマーケティング業務に従事しました。その後、WEBマーケティング戦略を提案するコンサルティング会社のシンガポール支社立ち上げのため、1年半ほどのシンガポール生活を経て、今年3月、生まれ育った萩に戻り、マーケティングのコンサルテーションを行う山根豪太事務所を開設しました。

Qどうして萩にUターンしようと思われたのですか?
A.留学時に出会ったインターネットにより、これからは、情報格差がなくなり、少量生産でも良いものは伝わるようになる。今後は、インターネットを活用すれば、田舎が日の目を浴びる時代がやってくると強く感じていました。また、当時から、いつかは萩を盛り上げていきたいという思いもありました。東京や海外に出たことで、萩には、歴史や文化、伝統工芸品、食材など、他の土地が喉から手が出るほどの素晴らしいモノが多くあるということに初めて気づき、そのポテンシャルを感じていました。しかし、その良さを生かせておらず、もったいないな、ということも感じていました。現在、東京や大阪、東南アジアの企業をクライアントに持っていますが、私の場合、居住地がどこであろうと仕事はできるため、都市部に住むよりも、実際に、自分が萩に身を置くことで、萩の活性化に貢献できればという気持ちが強かったため、Uターンすることにしました。

Q今後の展望をお聞かせください。
A.これまでの経験上、デジタルを活用するメリットやデメリットも十分理解をしていますし、デジタルマーケティングにより、新興企業を上場させるという実績も挙げることができました。デジタルを活用すれば企業が成長できるという経験を、萩でも活かしていきたいです。今後は、法人化し、萩を盛り上げていくための体制を整えていくつもりですが、まずは、「デジタル」を浸透させるために、地域の方たちに、その良さを伝えて、理解をしてもらいたいと思っています。ですので、いろいろな人とお話がしたいと思っていますが、私自身、萩には良いモノがある、ということに確信を持っていますので、その魅力や価値を、デジタルの力を使うことで、世の中にもっと広く伝えていきたいです。