新春恒例!年男インタビュー!2025 横山武志(よこやま たけし)さん(1977年生まれ)有限会社 横正組 代表取締役

■今までの人生を振り返ってみていかがでしょうか?
-曾祖父の代から萩市川上で土木工事業を営む家に生まれ、小学生の頃は父が指導する川上剣友会で剣道を習い、川上小学校のサッカースポーツ少年団に所属していました。当時はサッカー7、剣道3くらいの割合で、サッカーの方を好んでやっていましたが、川上中学校にはサッカー部がなく剣道部に入部します。 その他、公文などの習い事にも通っていましたが、勉強の方は全くやる気が出ず、高校も剣道での推薦入学。高校時代は剣道に明け暮れていました。大学も剣道でという道もあったのですが、幼少期より祖父から家業を継ぐことを刷り込まれていたということと、婿養子で横山家に入った経済学部出身の父が家業を継ぐのに、とても苦労していたこと知っていたので、剣道の道は高校までとして、建設専門学校に進学します。専門学校を卒業後は、美祢の建設会社に3年ほど勤め、22歳で実家に戻り横正組に入社。27歳で結婚して29歳の時に萩青年会議所に入会するのですが、それまでの期間は、仕事を終えたらパチンコに行くという生活を送っていました。面白いもので、パチンコ店で仲良くなったのも剣道の道場・洗心館の館長で、やはり剣道とは切っても切れない縁がある人生だなと感じたところです。館長からは「子どもが生まれたらウチの道場に入れてよ」と言われていたので、一人娘を幼少期より洗心館に入れさせてもらい、娘が剣道を始めるのと同時に、今度は指導者として再び竹刀を握る日々が始まります。道場では指導者、家では父親。この関係は娘にとっては煙たいものとなるかなと心配していましたが、全くそんなことも無い様子で、中学3年生となった今でも、反抗期もなく、すくすくと育ってくれています。振り返ると、私の人生の大部分は剣道に費やしていて、剣道をしてきたことで、礼儀や作法、服装についての意識、社会での立ち振る舞いなど、学び培うことのできたものも多く、また、娘との関係も含め、剣道が与えてくれたものは多大なものだなと感じています。気恥ずかしくって、本人へ口で伝える事はできませんが、これも、父が剣道の師範だったお陰だと感謝しています。

■年男を迎えるこの一年をどのように過ごしたいですか?
-年男を迎える年だからというわけではないのですが、今とても不安なんです。この春に娘が周南市の高校に越境進学します。娘が生まれてから剣道を始めるまでの間は家庭をほったらかしに、まちづくり活動に勤しんでいて、未だに嫁さんにはチクチクと言われるほど、本当に申し訳ないことをしたなという自覚はありつつ、娘が剣道を始めてからは、それまでの罪滅ぼしというわけではなく24時間365日、娘を中心とした生活を送ってきましたので、娘が家を離れ、夫婦2人の生活はどのようなものになるのかなと不安でいっぱいです。夫婦仲は悪くないと勝手に思っているのですが、この歳で生活環境が変わるというのは、やはり不安です。単に子離れ出来てないだけなんでしょうけど。とはいえ、今までも娘の試合があれば嫁さんも観に来ていましたし、春からは、指導者として帯同するのではなく、夫婦で娘の試合を観に行くようになるのだろうなと思います。ということで、この1年は娘の居ない生活に慣れ、趣味のゴルフに行くことには目を瞑ってもらい、円満な夫婦生活を送ることができればなと考えています。

■今後の人生をどのように過ごしたいですか?
-今後のこととなると、やはり先ず考えないといけないのは家業の事かなと。一人娘は薬剤師になりたいそうですし、私からも継ぐ必要はないと言っていますので、曾祖父の代から続いた横正組は、たぶん私の代で畳むこととなるでしょう。仕事があるない関わらず、何よりも働き手がいない。これは日本全国どこの業界でも同じことなのだと思いますが、人口減少が進む萩市の、更には山間部にある土木工事業ともなると、都市部で言われている労働者不足とは比にならないほど圧倒的なものです。この業界も人手不足を補うため、ITCやDXが推進されていますが、それら最先端の機材を導入できるほどの体力を持ち合わせていないので、やはり先細りとなるのは火を見るより明らかです。とはいえ、1名ほど若い社員がいますので、今いる社員の生活を守りつつ、細く長く、いつまでできるかなというところです。
あと、父が病気を患い、あっちこっちと病院に行くことが増えました。老後、片田舎に住んで病気になった時、本当に不自由で大変だなというのを実感しています。川上で生まれ育ち、今も仕事をさせてもらっているので、地元を大切にしたいという気持ちはありますが、老後は都会に住んだ方が、自分のためにも、家族の為にも、地域の為にも良いだろうという考えも芽生えました。家族の生活、自分の人生、そして地域の将来…、状況を見ながら、バランス感覚を持って選択していきたいです。

■ありがとうございました。