一人でも多くの方が健康的な心と体を手にしてもらえるよう、家庭精進料理を通じてライフスタイルを提案する「精進スタイル®」(株式会社re・sort:萩市椿東1368)が、この度、自然派スキンブランド「sui」を立ち上げられました。発売を記念して12月3日~5日の間、セレクトショップpazapa(萩市西田町)にてお披露目イベントを開催され、注目を集めています。
この度の北浦うぇぶでは、現役女子大生であり、「sui」のクリエイティブディレクター・馬場雪朱(きよか)さんにお話を聞いてきました。

■現役女子大生とのことですが、現在どちらの大学に通われているのでしょうか?
-北九州市立大学の地域創生学群の4回生です。現在は卒業間近ということもあり、萩に戻ってきて生活をしています。
■現役女子大生がスキンケアブランドを立ち上げるという話は北浦地区で初めてですし、全国的にもあまり聞かない話だと思います。大学生ながら「sui」の開発へと向かわせた動機をお聞かせください。
-小学生の頃に初めてニキビができてから常に肌のことで悩み続け、気が付けば、お洒落を楽しむ心の余裕すらなくなり、鏡を見るたびに憂鬱になっていました。そして、大学1年生の初冬、顔中に赤くて大きなニキビができ、憂鬱を通り越して絶望感を感じながら大学生活を送っていました。
その後、新型コロナウイルスの影響で、自宅で授業を受けるスタイルが定着した頃、心や生活にゆとりができ、自分自身や肌と向き合う時間が自然と生まれ、改めて肌荒れのあらゆる要因について考え始めたとき、以前の私は、肌の表面的な状態にとらわれて一喜一憂していたことに気付かされました。その瞬間、ただ深刻に悩んでいただけの自分から、抜け出せそうな気がしました。心境の変化もあり、まずは肌のことを正しく理解しようと、大学生活を送る傍ら、肌のメカニズムや正しいお手入れの仕方について勉強を始め、日本化粧品検定に挑戦し、1級と2級を取得することができました。そうして肌への知識が高まるにつれ、自分の肌に合う、自分が欲しいと思えるスキンケア商品を開発しようと考えるようになりました。
■考えるようになったというだけでなかなか踏み出せるものでもないと思います。
-もちろん私一人では不可能で、私の肌のことをいつも心配してくれていた家族の後押しもあり、特に商品開発、事業化は母と二人三脚で取り組めたことは大きいです。また、大学では地域創生について学び、「なければ作ればいい。」というマインドがセットされていたことも大きく関係していると思います。「sui」のコンセプトとして、環境にも人にも優しい商品であることと共に、「sui」を通じて萩を知ってもらうというものがあります。大学で、商品を通じて地域を知ってもらえるということを学んでなければ、地元で、自前で商品開発するという選択肢は生まれてなかったと思います。
■商品開発の過程で大変だったことなどありますか?
-商品開発でいえば、生産してくれる工場を決めることが大変でした。使用する原料はこちらで決めていましたので、その材料を使用し、私たちが求める品質を出してもらえるよう、いくつかの工場で試作してもらいました。最終的に1社に決め、契約となるのですが、最低受注ロット数が、こちらの望むものでなかったりして、当初計画では生産開始までの期間を半年としていたところ、大幅に遅れ1年もかかってしまいました。
またブランド立ち上げということで、どういう思いで作るのか、この商品が世の中でどんな影響を与えるのか、購入してくださった方にどのようなことを感じてもらいたいのかなど、自分の頭でイメージしていることを言葉にしていく作業も大変でした。頭の中にあるものを言語化することで、今までの自分と向き合い、受け入れていかなければならず、思いのほかこの作業は大変でした。
■お母さまと二人三脚でやっていくことで、摩擦とかはありませんでしたか?
-どのような商品を開発していきたいのかという部分は一致していたので、材料の選定や求める品質などの話はスムースでしたが、パッケージやリーフレットのデザインを決めるとき、文字のサイズで意見が合わなかったことはあります。また、母はデジタルに弱く、資料作成に時間がかかることに私が少しストレスを感じていました。家事をしながら、精進スタイルのこともしながら、まだ小さい一番下の妹を見ながらなので、致し方ないことなんですが、スケジュール通りに進んでいないこともあり、解っていながらもじれったさを母にぶつけることもありました。
■スケジュール通りに進まない中、予定より半年遅れで販売開始となりました。喜びも一際かと思います。
-喜びというところでは、これまでの過程で、商品の撮影を終えた時、リーフレットができたとき、パッケージボックスができたときなど、節目節目で喜びがありました。ポップアップでリリースイベントを開催するにあたり、お越しくださった方に、直にコンセプトや思いを伝えれることに喜びを感じています。また、ネットショップでご購入された方に、メッセージを添えるのですが、どんな表情で喜んでもらえるのか想像しながらメッセージを書くことも楽しませてもらっています。
■どのような方に使ってもらいたいですか?
-現在リリースしているクレンジングオイルとセラムローションは、石油系界面活性剤、着色料、鉱物油、香料、アルコール、シリコン、動物由来成分、パラペンを使用しないプラントベースでありクルエルティフリーの商品なので、ヴィーガンの方にも使っていただけるものですが、決してヴィーガンの方だけをターゲットにしている商品でなく、老若男女広く使ってもらいたいです。クレンジングオイルとセラムローションに共通成分として使用していて、リラックス&リフレッシュ効果のある萩産の夏みかん果皮油や岩国産のヒノキ油の香りは、男性にも好まれる香りだと思います。お風呂に置いていたら、父も使うようになり、入浴時には欠かすことのできないものになっているようです。また、セラムローションで一番含有量が多い成分はウンシュウミカン果実水(保湿成分)となっています。化粧品に詳しい人にしか伝わらないことかもしれませんが、サステナブルなパッケージの使用含め、この原料・品質は、価格以上の価値を提供していると自負しております。若い人にも日用使いしてもらいたい。私のように肌のことで悩んでいる方にも使ってもらいたいです。
■購入は基本WEBショップからとなっていますが、今後の展望などお聞かせください。
-現在販売している、クレンジングオイルとセラムローションの2アイテムで肌の汚れを洗い落とし、潤いを与えることができますが、目元や口元など皮膚が薄いところに油分をプラスできるクリームも開発したいなと考えています。また、この度、セレクトショップpazapaさんでお披露目イベントをさせていただき、お客様にテスターで体感していただくことや、対面でお話しさせてもらうことの重要性を感じました。今後、市外、県外でもポップアップイベントを計画していますが、いつかは実店舗を構えたいなと思います。
■ありがとうございました。
精進スタイル https://shojin-style.jp/
sui(ネットショップ) https://shojinstyle.base.shop/
